カーストヘヴン 1/緒川千世(libre)
カーストヘヴン1(緒川千世/libre)
2014年からMAGAZINE BE BOYで人気掲載中の作品第1巻。
■あらすじ■
通称「カーストゲーム」と呼ばれる学校内の生徒たちの間だけで存在するクラスごとの制度がある。
紀元前にインドにあったカースト制度が由来だが、いつ誰がやり始めたのかはわからない。
校内にばら撒かれたトランプのカードを拾い、そのカードがそのまま拾った者の階級になるが、それは不定期に再構成される。
「キング」に君臨する者がクラスの絶対的存在になる。
キングの言うことが総てで、逆らうものは誰一人としていない。
もし逆らうものがいたとしたら、それは反逆行為であり、みんなを敵に回すことになる。助けようとすることも許されない。
自分の意思とは関係なく、決められた位置で大人しくしているのが安全だということは暗黙の了解だった。
梓は、キングだった。
勿論クラスの誰もが彼の言うなりだったが、しかし彼は必要以上に暴君過ぎ、誰もが彼をキングの座から引き摺り下ろしたいと思っていたに違いなかった。
そんなある日、梓のクラスで新たにカーストゲームが行われた。
そして、梓は今まで下僕のように取り巻いていたクラスメイトに欺かれ、最底辺の「ターゲット」(いじめの標的)に落ちるーーー。
新たにキングに君臨したのは、梓が懐柔していたと疑ってもいなかった「刈野」だった。
彼はずっとこの時を待っていたのだ。
梓が苦痛に顔を歪める姿を見たかったのだ。
それから、梓はターゲットに落ちるや否や、今までの仕返しとばかりに酷い目にあわされることになる。
更にーーー
男からも色目で見られてることも多かった梓は、ある日、今まで邪険に扱われていたクラスメイトたちからマワされそうになる。
そこへ現れた刈野が、そいつらにマワされるか自分の「オンナ」になるか、
選べと究極の選択を迫られ…。
↓ ↓ ↓ 以下感想文! ↓ ↓ ↓
ついに買っちゃった!
雑誌で読んでいて、ちょいちょい気になってはいたんですが…
梓チャン♡笑
色んなカップリングがあって、私は梓ちゃん一筋(笑)だったんで、
コミックス買ってまで読むかなーと思ってたんですが。
最近の刈野×梓を読んでたら、最初から読み返したくなってしまってー
買いました。
連載開始は4年も前だったんですね、、、
梓は全くかわらないんだけど、
刈野はキングになってからの刈野しか覚えていなかったので、
刈野!最初はこんなんだったのね!と、新鮮でした。
梓にヘコヘコして、時には頬を赤らめてみたり。
刈野の貴重な姿を拝見できて楽しめました。笑
いやーしかし、梓チャンが好きです。
最底辺になろうとも、強気で誰にも屈しない姿勢がたまらんです。
スカッとします。
非常に烏滸がましいですが、、自分と似てるとこがまた。
群に属してないと安心できない、一人じゃ何もできない、そんな人を私もちょっぴり可哀想だと思います。
この辺は反感買ってもいいです。
バックボーンは違うけれど、梓も強がってる部分も多少はあるだろうけれど、
「強い」というよりも、ちゃんと自分を持っている…周りに流されない意志の強い子、というイメージです。
非常に共感できます。
私は幼稚園から小学校低学年まで体が弱くて人見知りでいじめられっ子だった事もあるんですが、いじめられても泣かないし、一人でも平気な子だったんで、そうするとますます反感を買うんですね。
男の子はむしろ優しく接してくれるんですが、それを見た女の子たちはますます色んな嫌がらせをしてくる。
でも子供ながらにこいつらバカじゃない?って思ってました。
同じ年の子はもうどうでもよかったですね。
ちょっと話が逸れましたが…
梓チャンを見てると、当時の自分を思い出して懐かしくなったりします。
てかとにかく、体力も重要ですが、とにかく私は意志の通った心の強い男の子が好きなので、梓チャンにはホント、惚れました。
そして、歪んだ性格の刈野にも。
インテリ眼鏡攻めっていいですね。
コイツは無自覚なのでちょっとややこしいですが、、、
簡単に片付けるとガキ。
まぁどっちもまだ高校2年生だからガキで当たり前なんだけどね。
刈野はなんで梓の苦痛歪んだ顔が見たかったのか、
梓はなんで刈野のオンナに落ちることを選んだのか。
答えは簡単かもしれないし、予想以上に複雑なのかもしれないし。
何れにしても私は梓チャンの「強気」が好きで、それが弱さの裏返しだったとしても、
これだけ強くいられるってのは意志の強い子だし、
わーーー好きだー!笑
ビジュアル的にも、私的にはこの二人は申し分ないんです。
ちなみに当方、高校生はヤンキー以外のBLにハマったことは、殆どないのです。
「あふれそうなプール」くらいかな。
かなり子供は苦手…。
で、中途半端ですが以下続刊!